【葬儀での「新生活」とは?】

blog_20170303.gif群馬県や長野県、北海道の一部などにお住まいの多くの方にとって、葬儀の受付における「一般」の他に「新生活」という習慣は馴染みある葬儀マナーの一つでしょう。

この習慣は戦後の経済的に大変な状況な時に始まった「新生活運動」の一つで、参列者の香典・喪主側の香典返し等、双方の経済的負担を軽減する目的で行われていたものでした。香典の額を抑えることでご遺族が故人を見送った後に迎える新生活を応援するという趣旨です。当初は日本全国で推進されていたのですが、高度経済成長期を境に国民全体が裕福になるに従い衰退していきました。現在この習慣が残っているのは、群馬県と長野県、北海道の一部などの地域とされていますが、昨今の不況続きに再び地方自治体単位で新生活運動を推進しようとする動きもあり、徐々に増えつつあるようです。

blog_03_01.jpg「新生活」で香典を包む場合は、不祝儀袋の表書きの脇に、「新生活」あるいは、「新生活運動の趣旨に添って お返しを辞退致します」などを記入しましょう。「新生活」の習慣がある地域のスーパーやコンビニでは、「新生活」であることと香典返し辞退の文章が印字された「新生活」用の不祝儀袋も販売されています。

香典で包む金額の相場は地域によって異なりますが、だいたい1,000円~3,000円です。地域によりあらかじめ金額が決められている場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

地域によっては「新生活」の習慣がない場合もあります。葬儀前に確認しておくといいのですが、わからない場合は該当地域にお住いの方は今後のためにも、通常の不祝儀袋と「新生活」用の不祝儀袋の両方を準備していくことをおすすめします。

また、「一般」と「新生活」のどちらかで困る場合、あまり故人様との交流が深くなかった場合は「新生活」で対応する人が多いようですが、友人や同僚などの同じ立場の人が参列する場合は事前に相談して決めておくのも良いかもしれません。

「新生活」の慣習がある地域に引っ越しする場合や、この地域で行われる葬儀に参列する場合は、同行する親族や友人にたずねたり、事前に「新生活」について調べてておくと良いでしょう。

ご遺族に弔いの想いを伝えるためにも、その地域の習慣に沿った葬儀マナーで参列するようにしましょう。


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