2022年2月24日

【コロナ禍における近親者のみの葬儀】

blog_210228.pngコロナ禍において近親者だけで葬儀を行いたいけど、遠方に住んでいる親族はどのように対応したら良いでしょうか?

新型コロナウィルス感染症の収束が待たれる現状ですが、家族葬をはじめとした近親者だけの葬儀に関して、遠方から来られる方々(特に高齢の方が多い場合)には、ご本人の安全にも配慮し参列を遠慮してもらうことが良いかもしれません。公共交通機関で移動することが多い場合は特に感染リスクが高く、他の親族への影響も考えて判断する必要があります。

もし、親族の参列をお断りする場合には訃報の一報を入れる際に、事情を説明し納得してもらいましょう。「このような状況なので、ごく近しい家族のみでとり行うことにしました」などで大丈夫でしょう。また、遠方の親族側からしてみれば、参列できない場合であっても、弔電や供花、香典を送ることで弔意を伝えるという方法もあります。

この他に感染防止対策として、近隣の親族であっても、葬儀当日の体調が優れなかったり、熱がある場合は参列はやめましょう。

遠方からの親族が圧倒的に多く現状では葬儀を行うことができないと判断した場合は、まずは家族だけでお見送りをし、新型コロナウイルス感染症が収束してから、あらためて「お別れ会」「偲ぶ会」などを開くといった方法もあります。あらかじめ日時を決め開催するため、時間にゆとりができ準備においても故人様の個性を演出できるメリットがあります。

株式会社タイヨウでは「新型コロナウィルス"感染症予防対策"」を実施しております。
詳しくはこちらからどうぞ >>

「お別れ会」「偲ぶ会」などお葬式に関わる全てのスタイルに経験豊富な専門スタッフが全力でご対応をさせて頂きます。
ご相談は創業50年の株式会社タイヨウまでお気軽にお電話ください。
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2022年2月22日

【香典のあれこれ】

blog_190228.jpg香典とは
香典は「香奠」とも書き、「香」は仏式のご葬儀における故人様を供養する線香(抹香)や花の代わりに供えることで、「奠」は霊前に供える金品の意味です。葬儀を行う遺族の負担を少しでも軽くするため、故人様にゆかりのある人たちが助け合いの意味もあわせ、弔問客が贈るようになった習慣です。

香典はいくら包めばいいの?
金額は一概にいくらとは決まっていません。多すぎても遺族が負担を感じますし、逆に少なすぎても失礼にあたります。故人様との関係や遺族との付き合いの程度などで決めることと思いますので金額は様々です。
たとえば、同僚としての付き合い、家族ぐるみの深い付き合い、仕事で長年お世話になったなど、その親密度によって金額は変わってきます。迷った時は親戚の方や友人など、周りの人たちに相談するのもよいと思われます。

特に会社関連で執り行う「社葬」などの場合は、香典の相場も変わってきますので、予め調べておく方が安心でしょう。

新生活の意味は?
群馬県など一部地域のお葬式に参列すると、「新生活」と書かれた受付を見ることがあります。これは戦後、冠婚葬祭における経済的負担を軽減するために全国に広まった「新生活運動」の名残です。高度経済成長とともにこの風習は忘れ去られてきましたが、群馬県を中心とした北関東では現在も定着しています。
内容としては、「会葬者は香典袋にお返し辞退のラベルを貼り、千円を包む」「施主は香典返しを自粛する」といったものです。最近における新生活で包む金額の相場は1,000円から3,000円です。賛同する参列者は、これにならって「新生活」の受付に進み、他の方は「一般」「会社関係」などの受付を利用します。

香典に関するご注意
基本的に偶数の金額は「割り切れる」という意味合いから、「故人とのつながりを切る」を連想させるため良くないと言われています。余談ですが、冠婚葬祭において包む金額には「吉数」と呼ばれる5つの数字があり、「一・二・三・五・十」とされていますが、香典の場合は奇数にしておいたほうが、どのような場合でも無難でしょう。
用意するお札に関しては、あらかじめ準備をしていたと思われるのを避けるため、新札を使用しないという習わしがあります。やむを得ず新札を使う場合は、折り目をつけたお札を使用します。

これらに関して、各地域の独特な風習や考え方がある場合は、そちらを優先しましょう。


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2022年2月18日

【湯灌・納棺の儀式】

blog_20190222.gif●湯灌・納棺とは
儀式を行う前に故人様を入浴させたりして洗い清める儀式のことです。また、湯灌を簡易的にアルコールで拭き清める清拭(せいしき)で行うこともあります。男性は髭を剃り、女性は死に化粧が施され、病院で亡くなった場合には「エンゼルケア」といい、ある程度綺麗に行ってくれる所もあります。この時、故人様が生前に愛用していた化粧品がありましたら、使用することも可能となります。

湯灌は儀式として執り行われる以外にも、闘病期間にお風呂に入れなかった方や、生前お風呂が好きだった方を入浴させてあげたいという、ご遺族の気持ちをかなえるものでもあります。

湯灌の設備が整っている葬祭場や自宅で移動式の湯船などを用いることで行います。自宅の場合、ある程度の広さがあれば可能です。
以前は湯灌後のお湯は床下に流し日に当てない、という風習がありましが、最近では自宅で湯灌を行った場合、事業者が持ち帰り廃棄することが多くなりました。

湯灌が終わった後は「納棺の儀」を行い、この儀式はご遺族にとって葬儀前の故人様と間近で過ごせる最期の大切な時となります。経帷子を着せ、旅装束により旅立ちの準備を整えてあげるという意味が込められています。この時、一緒に故人の嗜好品や写真など火葬に影響が出ない物を副葬品として棺に入れます。
納棺はご遺族も一緒に、故人様を送り出す儀式となります。

●なぜ『湯灌』を行うのか
簡単に言いますと、『身支度を整える』ということです。皆さんも出かける前などは、きれいにしますよね。それと同じことなのです。
その他の理由として宗教的性格上、諸説ありますが、日本では生まれたばかりの赤ちゃんは産湯につかります。これと同じように、来世でも生まれ変われるようにとの願いが込められていて、現世の汚れや悩みなどを洗い流す儀式として古くから行われてきました。

葬儀全体の流れはこちらからどうぞ『葬儀・葬儀後の流れ』>>
 
「湯灌・納棺の儀」に関しまして、ご不明点がございましたら、創業50年の株式会社タイヨウまでお気軽にお問い合わせください。
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2022年2月16日

【開眼供養】

blog_210216.png●開眼供養とは
開眼供養は「魂入れ」「入魂式」とも言われ、新たにお墓を建てたり、仏壇や位牌を購入した時や新たに仏像や仏画を作った時など、単なる造作物に「魂入れ」の儀式を施し聖なるものとして礼拝対象物にする供養のことで、「開眼」は仏眼を開くことを意味しています。開眼供養は菩提寺に依頼するのが一般的です。

※浄土真宗では
他の宗派と違い、死後は極楽浄土に往生するとされているため、「墓石や仏壇に仏様の魂が宿る」という考え方はしませんので、開眼供養は行いません。代わりに、ご住職様による御移徒(おたわまし)や建碑式、入仏慶讃法要(にゅうぶつきょうさんほうよう)と呼ばれる供養を行います。
入仏慶讃法要は開眼供養にあたる入仏式です。


●開眼供養のお布施
入仏式(開眼供養)で読経をあげていただいたご住職様に対して贈る謝礼となります。お布施の額に決まりはありませんので、供養を行う地域で調べることをお勧めします。白い無地の封筒を使用するのが一般的で、自宅に来ていただく場合には、お車料も合わせて渡します。

お布施の表書きは
◯新たに埋葬する遺骨のためにお墓を建てる為の開眼供養と納骨法要を行う場合は以下の通りです。

・御布施 ・入魂御礼 ・御礼 ・志 など

◯生前にお墓を建てた場合など納骨法要をせず、開眼法要だけを行う場合は慶事となる場合があり、以下の通りとなります。

・内祝や御礼 ・開眼御礼 ・御入魂御礼 など

※浄土真宗では
・建碑慶讃法要御礼(御祝) ・入仏慶讃法要御礼(御祝)
などと書きます。

201901-5_2.gif開眼供養は慶事の法要で紅白の水引を使用しますが、内容は仏事になりますので、右上にある熨斗鮑(のしあわび)のついていない物を使用します。
また、納骨法要と一緒に開眼供養を行う場合は、黄色とグレーの水引の物を使用するといいでしょう。

開眼供養当日の服装は、納骨式と一緒に行う場合は喪服で、開眼供養のみの場合は慶事のため、男性は礼服に白ネクタイ、女性は礼服や色無地の着物や落ち着いた色の洋服を着用しましょう。


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2022年2月14日

【家族葬のアムール「新型コロナウイルス"感染症予防対策中"」】

◆新型コロナウイルス感染対策◆

5670.jpg家族葬のアムールでは、お客様に安心・安全なご葬儀をとりおこなっていただくため、厚生労働省の発表による『新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」』に準拠した葬儀を執り行っております。

▶厚生労働省が提言する「新しい生活様式」について
(クリックすると厚生労働省のWEBサイトが開きます)

全てのアムールホールにアルコール消毒液を設置し、ホール内の衛生強化に努めております。

お客様に安心してご利用いただけますよう、スタッフはマスクを着用して対応致します。

家族葬のアムールでは、新型コロナウイルスの感染症からお客様を守る為に、下記の対応を実施しております。

感染予防対策に、ご理解とご協力を賜りますよう何卒お願い申し上げます。


「葬祭スタッフのマスク着用」

新型コロナ対策

葬祭スタッフは、お客様の前では原則としてマスクを着用することをご容赦、ご理解をお願い申し上げます。熱や風邪症状がある場合は自宅待機としています。

【ご参列者様へのお願い】
葬祭ホールにおいて、通夜・葬儀・告別式・お焼香に際しても、マスク着用はマナー違反ではありません。
ご家族、およびご参列される皆さまのマスク着用を推奨いたします。

マスクの色や形にも決まりごとはございませんので、ぜひマスクを着けてご参列ください。また、咳エチケットや手指のこまめな消毒についても、ご協力をお願いいたします。

「葬祭ホール内について」

567_s-d.jpgソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保

式場内にアルコール消毒液を設置:入口にアルコール消毒液を設置しております。ご参列者の方は入口にて手指消毒をお願いいたします。
ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保:座席数の削減、会食スペースに仕切りを設けるなど、密集・密接の回避に努めます。
式場内の除菌・消毒:ドアや椅子など、式場内の手を触れる部分につきましては、消毒用アルコールで除菌を行い、ウイルス感染予防に最大限の配慮をいたします。
定期的な換気:入口・窓・ドアを開放して、密閉空間を回避します。


新型コロナ対策

【アムールの1日1組貸切ホールで、皆さまの安心と安全を守ります】
群馬県内に展開しているアムールの直営ホールは、「1日1組完全貸切」です。
3密回避はもちろんのこと、知らない方との接触を避けられますので、誰にも気兼ねなくご自宅のようにゆっくりとお過ごしいただけます。

アムールの「1日1組貸切ホール」は、家族葬をはじめとする少人数でのご葬儀に適したちょうどいい広さです。
信頼の葬儀実績とお客様満足度96%の品質で、満足のゆくお見送りをご提供していきます。

▶アムールホールのご案内

【新しい生活様式に合わせたご葬儀のかたち】
コロナ禍における「新しい生活様式」に合わせた、ご家族・親族のみの通夜式・告別式を推奨いたします。

家族葬:ご家族やごく親しい方だけで、心ゆくまで最後のお別れの時間が過ごせます。通夜式・告別式・火葬を2日間で執り行います。10名様以下のご葬儀にも対応しております。

1日葬:通夜式を行わず、告別式・火葬を1日で執り行います。1日で家族葬を執り行うことも可能です。

アムールでは、皆さまのご都合やご希望に合わせて自由に選べるプランをご用意しております。お気軽にご相談ください。
▶群馬県のご葬儀プラン



【イベント・見学会開催について】
人形供養祭や見学・相談会などの実施にあたっては、状況に応じて入場規制や内容変更を行う場合がございます。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

皆さまへ葬儀の正しい知識と情報をお伝えするとともに、新型コロナウイルス感染予防対策に努めてまいります。

ストップコロナ!対策認定制度

認定マーク認定マーク群馬県が業界ごとに、それぞれ作成をしているガイドライン等に基づき、感染症対策を適切に行っている店舗を認定する制度です。


認定されている施設一覧

  • アムール高崎ホール
  • アムール群馬ホール
  • アムール箕郷ホール
  • Flower cafe花 弘
  • 株式会社タイヨウ



高崎市の家族葬 アムール


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2022年2月10日

【仏教の宗派】

blog_200217.jpg●仏教とは
仏教は、イスラム教、キリスト教とともに三大宗教の 1 つとされ、罽賓国(けいひんこく:現在の北インド)において、お釈迦様が創始した宗教といわれています。そのお釈迦様が悟りを開いて『仏陀』となり、教団を創設したのが始まりで、様々な考え方などで分裂し日本に伝来したのは『日本書紀』によれば、飛鳥時代の552年と言われています。「上座部仏教」と「大乗仏教」の 大きく2 つに分類され、日本は大乗仏教となります。

●宗派
日本の宗派は大きく分けて、以前は『十八宗』ありましたが、三論宗・倶舎宗・成実宗・普化宗・修験宗は廃止や衰退、分派の影響で現在は『十三宗』で下記のようになります。

・華厳宗 ・法相宗 ・律宗 ・天台宗 ・真言宗
・臨済宗 ・曹洞宗 ・黄檗宗 ・浄土宗 ・浄土真宗
・融通念仏宗 ・時宗 ・日蓮宗

宗派によって、葬儀に対する意味が異なるケースがあり、葬儀の流れやマナーに違いがあります。
このような宗派の特性も大切なこととして気に留めておく必要があります。そして、どの宗派においても最も大切なことは故人を想い、心を込めてお焼香し手を合わせることが、最も重要なご供養と言えるでしょう。


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2022年2月 8日

【新しい葬儀スタイル ~一日葬とは?~】

blog_170224.jpg一般的に行われる葬儀は通夜と告別式、火葬を執り行い、二日間かけて葬儀を行います。それに対して通夜は行わず告別式と火葬のみを執り行い、一日で葬儀を終えるのが「一日葬」です。

一日葬は近年、納棺から火葬までを一日でコンパクトに行う新しい葬儀スタイルとして増えつつあります。告別式は身内のみで行うものから大人数で行うものまで、故人・遺族の意向を反映した式が執り行われます。通夜がない以外は、通常の葬儀とほぼ同様の流れとなります。

火葬のみを行う「直葬」では、丁寧なお別れができず、結果後悔する方もいるようです。「一日葬」は「直葬」と比べると親族以外の友人や知人もゆっくり丁寧なお別れができ、 一般的な葬儀とも違い、通夜と通夜ぶるまいがなく一日で葬儀が終えられること、遠方から参列する方が日帰りで参列できることなどから、遺族や参列者の負担が軽減されるという点が一日葬の大きなメリットです。

その一方で、告別式のみが行われる一日葬は、一般葬儀に慣れている方にとって省略した感覚があり、親族や参列者の理解を得られにくい場合もありますので注意が必要です。また菩提寺がある方は一日葬での葬儀に対応してもらえるかどうか、事前に確認しておく必要があります。菩提寺の基準を踏まない場合、埋葬を拒否されてしまうことも考えられます。
また、一日葬は通夜と違い昼間に執り行われることがほとんどで、さらに平日に行われる場合、仕事がある方などは参列できなくなることも少なくありません。これらの点がデメリットと言えそうです。

※感染症拡大など危惧される時期においては、一日葬を感染防止対策として選ばれる方が多いようです。1日で葬儀を終えるため、同じ場所で長時間の滞在がなく、精進落としは控えるケースが多く、感染リスクを避けられる等のメリットを考慮していると思われます。
また、精進落としの代わりに持ち帰り用として、おもてなし料理やグルメギフトを用意する場合もあるようです。

一般的な葬儀から家族葬、一日葬など、近年の葬儀は故人・遺族のニーズに応じたスタイルで執り行われるようになっています。一日葬という新しいスタイルの葬儀も、葬儀選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?

逝去後の各種書類の手続きに関しましても当社の担当者が代行します。故人との時間を大切にしたい遺族の皆様に寄り添い、できる限りの対応はさせていただきます。

株式会社タイヨウでは、群馬県内全域において一般的な葬儀や家族葬をはじめ、『一日葬』のご用命も承っております。

詳しくはこちらをどうぞ『式場と対応エリア』>>


一般葬、家族葬、一日葬などご葬儀に関することは創業50年の株式会社タイヨウまでお気軽にお電話ください。
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2022年2月 7日

【キリスト教の拝礼作法】

blog_170209.gifキリスト教の葬儀では、故人との別れの儀式として「献花」が行なわれます。とはいえ、キリスト教において「死」とは悲しく不幸なことではなく神のみもとに召されることで、永遠の命の始まりであるとされています。このため、祈りを捧げる対象は故人ではなく神となります。

「献花」は白い菊や白いカーネーションを1人1本ずつ献花台に捧げる日本特有の儀式で、カトリック、プロテスタントのどちらでも行われています。近年では自由葬や無宗教葬などでも「献花」が行われるようになっていますので、流れや作法を覚えておくといいでしょう。また、菊やカーネーションの他に生前故人が好んでいた花を献花する機会も多くなっているようです。色とりどりの花を献花するケースも増えています。

「献花」は仏式のお焼香にあたる儀式で、故人が安らかになるよう祈る気持ちやお別れの気持ちを示すためのものです。献花台に花を添えるとき、黙礼または遺影に一礼するときは、気持ちを込めて行いましょう。また信者でなければ胸で十字を切ったり、胸の前で両手を組んだりする必要はありません。

※献花台に花を添える他に、故人が収まっている棺に添える場合もあります。

◯ 一般的な献花の順番は以下の通りです。

①喪主
②ご遺族
③ご親族
④その他の参列者
⑤神父または牧師

◯ 拝礼作法の順序は以下の通りです。

遺族や神父または牧師に一礼したら、係の人から花を受け取る。このとき「花の部分」を右、手の平の上に、「茎の部分」を左の手の甲が上になるように両手で受け取る。
献花台の前に進み祭壇に一礼する。このとき花は受け取ったままの状態で胸の高さで持つようにする。
花を時計回りに回転させて茎側を祭壇に向け、両手を下から添えるように持って献花台に供える。
黙祷または遺影に一礼する。
数歩下がり、遺族や神父または牧師に一礼してから席に戻る。

当社はキリスト教のご葬儀に対しても豊富な実績がございます。
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献花の際に使用する生花のご相談につきましては、専門スタッフが親身になりお受けいたします。
直営グループ生花部門『Flower Cafe 花弘』の詳細はこちらからどうぞ >>


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2022年2月 3日

【キリスト教の葬儀とは?】

blog_170208.gif仏教や神道では故人が仏や神になりますが、キリスト教の考えではそうではありません。キリスト教では、死は神に召されることであり、神に故人の罪を許し請い、永遠の命を授かるように祈る儀式と捉えられ「死は悲しいことでも不幸なことでもなく祝福されるべきこと」とされています。そのため祈りを捧げる対象は故人ではなく神となります。

●キリスト教の通夜・葬儀
日本で行われているキリスト教の葬儀は宗教儀礼として行われ、日本独自のものです。キリスト教では通夜の習慣はなく海外では執り行われることはありませんが、日本では独自の風習として取り入れ、プロテスタントでは通夜のことを「前夜祭」、カトリックでは「通夜の祈り」と呼ばれています。ただし、宗教儀礼のため仏式のような食事やお酒を振る舞う精進落としをする習慣はありません。

通夜・葬儀にあたる儀式は教会や斎場、自宅で執り行われ、「カトリック」と「プロテスタント」それぞれ、以下のように葬儀の流れが異なります。その他、宗派や教会によっても若干内容が異なります。

◎『カトリック』葬儀・告別式の流れ
 葬儀と告別式を別に執り行います。

・葬儀式
聖歌とともに「神父」入堂・棺と遺族入場 → 神父による開式の辞 → 葬儀のミサ(神父による聖書の朗読・故人が復活、参列者全員で永遠の命を授かる為の祈り など)
・告別式
「聖歌」とともに神父入堂 → 参列者全員で聖歌斉唱 → 弔辞・弔電紹介 → 献花 → 遺族あいさつ

神に故人の罪を許し請い、永遠の命を得られるように神に捧げる祈りが中心となります。

◎『プロテスタント』葬儀・告別式の流れ
 葬儀と告別式を分けずに執り行います。

オルガン演奏とともに「牧師」入堂・棺と遺族入場 → 牧師による聖書朗読・参列者全員で「賛美歌」斉唱 → 牧師による説教 → 弔辞・弔電紹介 → オルガン演奏・黙祷 → 牧師による祈り・全員で賛美歌斉唱 → 遺族あいさつ

故人は神のもとに召されるという考えがあるため、神に捧げる祈りが中心となります。

※カトリックでは" 神父・聖歌"という言葉が使われるのに対して、プロテスタントでは" 牧師・賛美歌"という言葉が使われるなど、宗派によって異なります。

このようにキリスト教の葬儀に参列する時の注意点として、「カトリック」と「プロテスタント」では儀式に対する思想も異なることを覚えておきましょう。

葬儀の中で賛美歌や聖歌を歌う場面がありますが、知らなければ歌わなくても問題ありませんので、静かに拝聴しましょう。また信者でなければ胸で十字を切る必要もありません。

キリスト教では、神以外に祈ることはなく仏式のような焼香はありません。供えられるのは原則として生花のみで、これは仏式でいう焼香と同じ意味合いを持ち、供物を供える習慣はありません。不祝儀袋は無地の白封筒かユリや十字架が描かれたのし袋を用い、表書きはどちらの宗派でも使える「御花料」とするのがいいでしょう。プロテスタントでは「御霊前」も使用できます。

キリスト教では、「死」は祝福されることなので遺族に声を掛ける場合は、「安らかな眠りをお祈り致します」など、そして、弔電を送る場合は「神のもとに召され、安らかにお眠りください」など、キリスト教に適した内容にします。

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