【散骨について③ ~ 散骨のメリット・デメリット】

blog_170719.jpg散骨はお墓と比べて、どのような違いがあるのでしょうか?

散骨のメリットの一つは、金銭的な負担が少ないことです。お墓の場合、お墓の準備や納骨に関わる儀式、お墓の維持などに費用がかかりますが、散骨の場合はそれらの費用がかかりません。さらに、お墓のように長年維持する必要もなく、管理や継承をすることもありません。散骨場所や散骨方法など、故人の希望を叶えることができるのも散骨の魅力です。

一方、散骨方法によっては手元に遺骨が残らず、故人を偲ぶ場所がなくなってしまうというデメリットがあります。樹木葬は樹木が墓標となりますが、海洋葬などは墓標となるものがありません。遺骨や遺灰の一部をお墓に入れたり手元に置いて供養したりする、手を合わせる墓標となるものを事前に決めるなど、散骨後の供養の仕方を考えておくことが必要です。また、散骨は一般的な供養方法ではないため、家族や親族の同意を得られないことも考えられます。

近年、故人の供養方法は一般的なお墓だけとは限らなくなっています。故人の想いを汲んだ供養方法の一つとして、散骨も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。


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