【不祝儀袋の表書き 仏式 ①】

blog_190422.jpg『不祝儀袋』とは、葬儀や法要などの際に金銭を包むのに使う水引のある袋のことで、『香典袋』とも言います。

○香典とは
香典の「香」は、その昔は金品ではなく香を供えていたことから「香」の文字が使われています。現代においては「香典=金品」とされていますが、香・金品どちらであっても故人様を悼み遺族をなぐさめる想いを大切にすることに変わりはありません。
香典は不祝儀用のし袋に金銭を包み、ご喪家様の負担を軽くするために弔問客がご遺族様に贈るようになった習慣で、香典を受け渡しが通例の関東では包む金額が関西よりも高めのようです。また、「通夜振る舞い」の習慣がない関西では、香典を辞退するご喪家様も増えているようです。
遠くのご葬儀に参列される際は、その地域のマナーを調べる必要がありそうです。

不祝儀袋の表書きは、葬儀や法要など式により違いがあります。
〔仏式の通夜・葬儀〕の場合は以下のように書きます。

・御霊前
浄土真宗以外の宗派で使用します。浄土真宗では、人が亡くなると即成仏という教えがあるため、『御仏前』とします。
・ご香典
正式には『ご香奠』と書き、御霊前に香の代わりに供えるお金の意味があります。
・御香料
御香典と同じ意味を持ち、香の代わりに包む金包となります。

群馬県や北関東の一部の慣習として実施されている「新生活」で香典を包む場合は、不祝儀袋の表書きの脇に、「新生活」あるいは、「新生活運動の趣旨に添って お返しを辞退致します」などを記入しましょう。「新生活」の習慣がある地域のスーパーやコンビニでは、「新生活」であることと香典返し辞退の文章が印字された「新生活」用の不祝儀袋も売られています。

詳しくはこちらからどうぞ【葬儀での「新生活」とは?】>>


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