2022年11月 4日

【焼香時のマナー ~ 宗派によるお焼香の違い】

blog_161110.jpg仏式の葬儀ではお焼香をしますが、普段慣れない作法であり覚える機会もないため、とりあえず前の人の作法を見てその通りにすればいいと考えている人も多いのではないでしょうか。あらかじめ知っておくことで、落ち着いた気持ちで故人様を偲ぶ本来の追悼ができると思います。

そこで、お焼香の意味や正しい作法、マナーをご紹介します。

お焼香は極楽浄土を思い起こさせる香りが隅々まで広がることで、すべての人が平等に仏様の慈悲を受けられるとされます。お焼香をすることにより自らの邪気を祓い心身を清め、仏様や故人様に敬意と感謝の気持ちを捧げるという意味があるとされています。

〈宗派によるお焼香の違い〉
お焼香の作法は宗派により異なります。ご自分の宗派の作法はご存知でしょうか?また、ご自分の宗派とは異なる宗派の葬儀に参列する時は、どのようにお焼香をするといいのでしょうか?このような疑問の参考になれば幸いです。

●宗派ごとのお焼香の作法
お焼香の回数の違いやお香をつまんで額へと近づける動作をしないなど、焼香時の作法は宗派ごとに違いがあります。お焼香の回数には宗派ごとに意味があり、また宗派によってはお香の煙に意味や願いを込めている場合もあります。宗派や地域によって異なる場合はありますが、基本的な作法は以下の通りです。お寺ごとの正しい作法は、直接僧侶に尋ねるといいでしょう。

・天台宗:回数の定めは特になく、1回または3回の場合が多い
・真言宗:3回
・浄土宗:回数の定めは特になく、1回または3回の場合が多い
・浄土真宗本願寺派:おしいただかず、そのまま香炉に1回、
・真宗大谷派:おしいただかず、そのまま香炉に2回
・臨済宗:1回
・曹洞宗:2回(1回目はおしいただき、2回目はおしいただかない)
・日蓮宗:1回または3回
・日蓮正宗:3回
※おしいただく:親指・人差し指・中指でつまんだ抹香を額の高さまでかかげること

●ご自分の宗派とは異なる宗派の葬儀に参列する場合
事前に葬儀を行う宗派の作法を聞いておくといいのですが、なかなかそうもいかないケースが多いようです。その場合は、ご自分の宗派のお焼香方法で問題ありません。また例外として参列者が多い場合などは、「お焼香は1回で・・」とお願いされる場合がありますので、その指示に従います。

●葬儀の場所によるお焼香の3つの形式
一般的な葬儀会場で自分の椅子席から立ち進み遺影の前でお焼香をする「立礼焼香」が大半ですが、ご自宅やこじんまりとした施設で執り行う葬儀の場合は、お盆などに乗せた香炉を会葬者が順番に回して自分の手元に置き、その場で焼香を行う「回し焼香」、畳敷きの和室や寺院での葬儀では、基本的に正座で、焼香の際は祭壇まで中腰のまま膝を引きづって移動する「座礼焼香」を作法とする場合もあります。次回は、このお焼香の3つの形式を詳しく説明します。

以上のように、お焼香の作法は大切なことですので覚えておきましょう。そして何よりも心を込めて「故人の冥福をお祈りする」という気持ちこそが、お焼香の最も重要な作法と言えるでしょう。


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2022年10月31日

【家族葬】

familiy_sougi.png●家族葬とは・・・
よく耳にする「家族葬」とは何だろうと疑問に思う方が多いと思います。
テレビや新聞、雑誌などで「家族葬とは・・・」と報じるのを見聞きする限り、その内容は様々なようですが、一般的に家族葬とは参列者の人数を減らし、ごく親しい方々や友人、知人・親戚などで葬儀を執り行うことをさします。参列者に対する手間がいらず、ゆっくり故人様を送り出せるなどの理由から、最近では家族葬を選ぶ人が増えているようです。

また、家族葬に似ていますが、「密葬」や「近親者のみ」で執り行う葬儀は主に芸能界など著名人の方々が最初にご家族でお別れ(ご葬儀)を行う際の葬儀式で、後日「本葬」や「お別れ会」を行う形態となります。
現在のコロナ禍においては、近親者のみの家族葬を執り行い、感染症の収束後に「お別れ会」を計画している方々もいるようです。

●アムールの「家族葬」は・・・
私たちは滞りなくお葬式が行えるよう、日時や場所を決定した上で、故人様・ご家族皆様の想い出話などに耳を傾けます。
想い出話の中にある"ご家族の想い"を感じ、汲み取り、故人様ご本人も含めての「ご家族」ですから、ご本人様の生前のご希望や好みも全て取り入れ、家族愛のお葬式"家族葬"をカタチにいたします。
私たちが考える家族愛のお葬式"家族葬"は、ご家族皆様それぞれの"想い"を常に優先することが最も大切なことと考えています。

大切な方を失い、一番悲しいはずのご家族が、雑事や段取りに振り回され、満足にお別れすることも出来ないようなお葬式は、家族葬ではないと考えます。ご家族や親しい人々が故人様を囲んで「思い出」を振り返り、自然に湧き上がってくる「感謝」の気持ちを伝え、故人様が懸命に生きてこられた「証」を記憶に刻む。そして、その過程で新たにご家族や親しい人々の心に情愛として生まれる「家族の絆」が、深い悲しみを癒す一助となる様なご葬儀こそ、真の家族葬と言えるのではないでしょうか。

●家族・親族ではないけど家族葬に参列はできる?
参列することは大丈夫だと思います。もし気になるようでしたら、ご遺族・ご親族の方に参列の意向を伝えて了承を得られれば問題はないです。家族葬でも親しくされていた方に来て頂きたいと思う遺族の方もいらっしゃいます。中には参列をお断りする場合もありますが、そのような場合は「事前」にお知らせをするケースが多いようです。

家族や親しい人たちで執り行うため、故人様の思い出話に花が咲き、ゆっくりと見送ることができる葬儀になることでしょう。
当社では、お別れの時間を気兼ねなく過ごしていただくため、ご自宅でご葬儀をしているように過ごせる、家族葬ホールをご案内しております。

詳細はこちらからどうぞ『家族葬ホールのご案内』>>


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