2022年1月21日

【神道の拝礼作法】

blog_170125.gif私たちの祖先は神社にお参りをして、日頃の感謝を奉納し神様から御神徳(御利益)をいただくためには、先ず自らの心身の清めることを、必須の条件と考えていました。現在でもこの作法は多少変化しながらも伝統として受け継がれています。

神道の拝礼作法では、式場入り口で両手と口を清める「手水(ちょうず)の儀」と、焼香にあたる「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を覚えておきましょう。特に「玉串奉奠」では二礼二拍手一礼を行いますが、拍手はしのび手という"音を立てない拍手を行うこと"に気を付けましょう。

入口の鳥居をくぐる時は、一礼し気持ちを落ち着け、参道の中央をはずして歩き、「手水(ちょうず)の儀」を行う「手水舎(てみずしゃ)」に進みます。

●手水(ちょうず)の儀
お参りの最初に行うこの「手水の儀」は、思いを込め清浄な気持ちでお参りするための作法となります。
先ず、拝殿の横にある「手水舎」でひしゃくに水を汲み、以下の全てを行い清めます。

1、右手でひしゃくを持ち、左手に水をかける。
2、左手にひしゃくを持ち替え、右手に水かける。
3、右手にひしゃくを持ち替え、左手のひらで水をためて口をすすぎ、水を再度左手にかける。口をすすぐ時は、ひしゃくに口が触れないように気をつけます。
4、ひしゃくに残った水でひしゃくの柄を洗う。ひしゃくの合(ごう:水を入れる部分)を上に柄を下にして、合から柄に水を滴らせる。
5、ひしゃくを伏せて置き、受け取った懐紙で口元と手を軽く拭く。

感染症等が気になる時期はこの限りではありません。神社の設備により作法が異なる可能性がありますが、一般的に手水舎ではひしゃくが撤去されているため、流水にて口や手を清めます。また、"マイひしゃく"を推奨する神社もあります。


●玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神社で祈願するときやお祭りをおこなうときには、神様にみずみずしい榊の枝に麻や紙を取り付けた「玉串」という榊の枝を捧げます。私たちの祖先は、榊に神々を招き、また神前に榊を供えて神様と人間を橋渡しするものとされ、遠い昔からお祭りを行ってきました。
自分の気持ちを玉串に託して神様に奉納するという意味があります。
以下の作法で玉串奉奠を行います。

1、神職に一礼し、根元が右側にくるように玉串を受け取り、左手は下から右手は上から根元をつまむようにに持つ。
2、台の前まで進んだら玉串をおしいただき※、玉串の葉先が上、枝が下に来るように時計回りに90度回転させる。(※おしいただく・・・額の前辺りに持ってくること)
3、左手を玉串の枝に、右手を玉串の葉先に持ちかえる。
4、玉串を時計回りに180度回転させ、玉串の根本を祭壇に向けて、両手で台の上に置く。
5、2~3歩下がったら、2回深くお辞儀をし(二礼)、しのび手(音を立てない拍手、手のひらを合わせる寸前で止める)で二拍手、1回お辞儀(一礼)。神職、遺族に一礼して戻る。

余談ですが、仏教の葬儀が「故人の御霊を極楽へ送りだす」ための儀式であるのに対し、神道では「故人をその家の守護神に奉る」ための儀礼とし、「神葬祭」と呼ばれています。
※・・・守護神に奉る(たてまつる):神様を送る事を敬っていう謙譲語

感染症等が気になる時期においては、玉串奉奠を代表者のみや休止し拝礼のみとする神社もあります。


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2022年1月19日

【「家族葬のアムール」のご紹介】

_blog_170120.gif故人様へのご家族の想いや絆・愛情を分かち合う、大切な時間...。そんな葬儀のあるべき姿を追求したのが、株式会社タイヨウの葬儀ブランド"家族葬のアムール"です。

「アムール(amour)」はフランス語で"愛"を意味し、「家族葬のアムール」は"家族愛"を表しています。そして当ブランドのマークは、家族が寄り添う"家族愛"を、8枚の花びらで大輪の花を表現し"家族葬"を象徴しています。

群馬県内全域に"家族愛"という大輪の花を咲かせたい。それが私ども「株式会社タイヨウ」の願いです。

「家族葬のアムール」では、式場を1日1組様で貸し切りにしておりますので、故人様との最期のひと時を、ご自宅にいるように心置きなくお過ごしいただけます。華美な装飾を施したお葬式ではなく、シンプルでも、心とこころが通じ合う家族愛のお葬式をご提案します。

大切な故人様との最期のひと時を、心残りのないよう過ごしたいというご遺族の想い。「株式会社タイヨウ」はご遺族に寄り添い、お葬式を通じて「家族」の大切さを考える企業でありたいと願っています。経験豊富な各プランの専門スタッフがその全てをサポートし、最期のお別れを、納得のいく形で過ごす為のサービス、空間、時間をご提供させて頂きます。

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2022年1月17日

【仏式葬儀・告別式 参列時のマナー ~ 会場でのマナー】

blog_170111.gif受付や会場内での振る舞いは、通夜参列時と葬儀・告別式参列時でほぼ変わりません。受付に並ぶ時は親族や会社関係者などの関係者別、また、群馬県や北関東の一部では一般・新生活と受付が分かれている場合がありますので、並ぶべき列を確認しましょう。

●受付(通夜で香典を渡していない場合)
簡潔なお悔やみを述べてから、一礼し香典を渡しましょう。香典はふくさの上にのせ、表書きが相手から読める向きにして両手で差し出します。その後、芳名帳に記帳して、受付に一礼したら会場に入りましょう。
受付で挨拶する時に注意したいのが、不吉なことにつながる表現や不幸が重なることを連想させるような表現の「忌み言葉」です。これは、言霊(ことだま)と言われる、言葉に宿る霊的な力で言った言葉に引き寄せられることに由来しているそうです。
忌み言葉の一例として、「消える」「浮かばれない」「急死」「ご存命中」や重ね言葉としては「重ね重ね」「度々」「くれぐれも」「いろいろな」などがあります。

blog2101-5.png代理として参列する場合は・・・
必ず「誰の代理人として参列するのか」を受付に伝えましょう。香典の表書きと芳名帳は参列できない本人の名前を書き、その下か横に小さく「代」(妻の場合は「内」)と書き、代理人として参列したご自身の名前を書きましょう。
※右写真をご参照ください。

●受付(通夜で香典を渡している場合)
芳名帳への記帳のみを行い、会場に入ります。会場での席順は祭壇に向かって右側が遺族や親族、左側が一般の参列者で、祭壇に近いほど上座になるので、故人と生前関わりの深い方が座ります。故人との関係を踏まえ席を選びましょう。

●出棺
お別れの儀式が終わると出棺の儀式へ移行します。 出棺は故人とお別れをする最後の儀式の為、やむを得ない事情がある場合を除いては、遺族と一緒に丁寧にお見送りをするのがマナーです。喪主の挨拶が終わり、遺族が一礼したタイミングで、参列者側も一礼します。
外で行う儀式として、冬季の待機時はコート類を着ていても出棺時は寒くてもできるだけ脱ぎ、夏期は暑くてもジャケットを着用しましょう。ただし、雨天の時は傘をさしていても問題ありません。
合掌や黙礼をして故人の冥福を祈り、静かに見送ります。

火葬場へ同行するのは遺族や近親者などのごく親しい人に限られるので、葬儀・告別式の参列者は出棺を見送ったら解散となります。
この時、霊柩車が見えなくなった途端に話し始めたり、笑い声を立てたりすることは慎みましょう。会葬者同士の挨拶も黙礼として、必要なら式が終わり解散後にします。

故人を偲ぶ気持ちを大切にし、見送る場では各所においてマナーを守りましょう。


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