2016年12月14日

Q1 お墓の値段や費用は?

A以下のようになります
お墓にかかる費用は

1.墓地の永代使用権取得費
2.墓所の建設費
3.墓地の維持費
この三つに大まかに分けることができると思います。

1.の墓地の永代使用権取得費については

・公共の霊園 (前橋市営嶺公園墓地の場合 25~90万円)
・共同墓地 (墓地委員会に 数万~数十万円程度を納める)
・先祖代々の墓地 (無料で譲り受けることができる場合もあると思いますが、管理は自身でするため一族で草刈りの日を決めて集まることもあるそうです。)
・その他

2.の墓所の建設費ですが全国平均では174.1万円という統計が出ています。
内訳としては

50~100万円  21.9%
100~200万円  45.2%
200~300万円  20.0%
上記以外  12.9%

墓石の値段は以下の4つの要因によって決まります。

【石の種類】 色味・産地・硬さ・歩留(製品化率)など様々な要素により決まります。
【石の使用量】(体積) 面積・石塔の大きさ・付属品の量などで決まります。
【石の加工費】 複雑な形になれば上がります。
【施工費】 斜面や道路からの距離など様々な要因があります。

3.の維持費については

・墓地の管理料 (草刈りや植木の手入れ、通路の掃除など。数千円~数万円
・その他
などが考えられます。
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Q2 お墓はいつ建てるのか?

Aお墓を建てる時期についての法律や決まりはありません
節目の法要に合わせるようにお墓を建てることが多くみうけられます。

仏式・神式・キリスト式でも似通った頻度で死者を弔う行事がありそれに合わせて建墓することが多いです。
仏式 神式 キリスト式
七七日忌(49日) 五十日祭 昇天記念日(30日目)
百箇日 百日祭 万霊節(11月2日)
一周忌 一年祭 一年目昇天日
三回忌 三年祭 三年目昇天日
七回忌 五年祭 七年目昇天日
  十年祭  
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Q3 お墓の掃除の仕方は?

A大量の水とスポンジで磨くという単純作業です
洗剤の使用はお薦めいたしません。
イメージで近いのは洗車です。まずは、水をかけ、汚れをやや湿らせ石表面から薄利し易い状態にします。
そこでスポンジやタオル・雑巾でこすります。拭き取るという表現でもいいと思います。
年月が経っている墓石には空気中の汚れや排気ガスの小さな埃などが溜まり、降雨と晴天を繰り返し、乾燥し石表面に固着(スケール化)しています。
根気の要る作業になりますので時間にゆとりを持って臨まれるのが良いかと思います。また、研磨していない旧い石塔ではスポンジの変わりにタワシや歯ブラシ、場合によってはワイヤーブラシをお使いください。同じく水を使ってこするという作業になります。

墓地清掃にあったら便利な道具
・バケツ
・スポンジ
・タワシ
・箒
・ゴミ袋
・ゴム手袋
・長靴(但し、表面が濡れた石は滑りますので充分にご注意ください。)

また、高圧水による洗浄も承っておりますのでお問い合わせください。
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Q4 墓石に彫る文字は?

Aお施主様のご希望をそのままお伝えください
○○家之墓、○○家、先祖代々之墓、やすらぎ、空、和、進、心、無、飛翔、翔、夢、想、希望、ありがとう、諸行無常、偲、など

このほかにも様々な思いで文字を彫刻されています。墓地の後継者のご都合もあり家名を避ける傾向が現れてきているのだと考えられます。
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Q5 お墓の引越し・移転

Aお墓の引越し・移転の手続きの流れは以下になります
近年、お墓の移設についてお問い合わせいただくことがあります。
先祖のお墓があった場所から違う場所に住まいをし、その近くに墓地を設けたい。
または夫婦両家の墓地を一緒にし、片方の墓地を引っ越したい。
など理由は様々です。

手続きの流れとして以下に例を挙げます。

移転先の確保

・墓地の敷地
・墓地使用の許認可

移転元からの移設準備

・必要ならば法要
・工事店の手配

移転先での作業

・移設工事
・必要ならば法要
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Q6 お墓の相続について

Aお墓の相続については、以下の流れとなります
お墓や仏壇・祭壇などを民法では【祭祀(さいし)財産】といって相続の対象となる遺産(お金や土地など)とは別とされています。

もし相続人の間で分割すると祖先の祭祀をするにあたって不都合が出るためです。この【祭祀財産】の継承者は被相続人(故人)の意思が優先されますので生前の指定または遺言があればその指定者が受け継ぐことになります。

しかし仮に被相続人(故人)がこのような指定あるいは遺言をせず、なおかつ遺族の間で協議し合意に至らない場合は家庭裁判所による調停などによって決めてもらうことになります。
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