2021年4月23日

【不祝儀袋の表書き 仏式 ①】

blog_190422.jpg『不祝儀袋』とは、葬儀や法要などの際に金銭を包むのに使う水引のある袋のことで、『香典袋』とも言います。

○香典とは
香典の「香」は、その昔は金品ではなく香を供えていたことから「香」の文字が使われています。現代においては「香典=金品」とされていますが、香・金品どちらであっても故人様を悼み遺族をなぐさめる想いを大切にすることに変わりはありません。
香典は不祝儀用のし袋に金銭を包み、ご喪家様の負担を軽くするために弔問客がご遺族様に贈るようになった習慣で、香典を受け渡しが通例の関東では包む金額が関西よりも高めのようです。また、「通夜振る舞い」の習慣がない関西では、香典を辞退するご喪家様も増えているようです。
遠くのご葬儀に参列される際は、その地域のマナーを調べる必要がありそうです。

不祝儀袋の表書きは、葬儀や法要など式により違いがあります。
〔仏式の通夜・葬儀〕の場合は以下のように書きます。

・御霊前
浄土真宗以外の宗派で使用します。浄土真宗では、人が亡くなると即成仏という教えがあるため、『御仏前』とします。
・ご香典
正式には『ご香奠』と書き、御霊前に香の代わりに供えるお金の意味があります。
・御香料
御香典と同じ意味を持ち、香の代わりに包む金包となります。

群馬県や北関東の一部の慣習として実施されている「新生活」で香典を包む場合は、不祝儀袋の表書きの脇に、「新生活」あるいは、「新生活運動の趣旨に添って お返しを辞退致します」などを記入しましょう。「新生活」の習慣がある地域のスーパーやコンビニでは、「新生活」であることと香典返し辞退の文章が印字された「新生活」用の不祝儀袋も売られています。

詳しくはこちらからどうぞ【葬儀での「新生活」とは?】>>


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2021年4月22日

【仏壇の基礎知識① ~ 仏壇の種類】

blog_170420.jpg仏壇は位牌とともにご先祖様を祀る、お寺の仏壇を家の中に再現した存在と言えます。仏壇を安置する台を須弥壇と呼び、須弥壇より上部は仏の世界、下部は下界とされています。ルーツは法隆寺で、身近で祀られ始めたのは江戸時代と言われています。

現代では、住宅様式に合わせ様々な仏壇が登場し、大きく分類すると下記のように仏壇には「金仏壇」「唐木仏壇」「家具調仏壇」の3種類があり、サイズも大小様々なタイプがあります。

【仏壇の種類】
・金仏壇
黒の漆塗に金箔が張られた荘厳な雰囲気の伝統的な仏壇で、多くの職人の手により造られ、塗り仏壇とも呼ばれます。内部は各宗派の本山寺院を模しており、宗派によって形や塗り方に違いがあます。
該当宗派は以下の通りです。
(宗派)
 浄土真宗大谷派(東本願寺・お東)
 浄土真宗本願寺派(西本願寺・お西)
 浄土真宗高田派
 曹洞宗、臨済宗、天台宗、真言宗、浄土宗など

・唐木仏壇
木目の美しさを生かした、落ち着きのある雰囲気をもつ一般的な仏壇です。木材は黒檀(こくたん)、紫檀(したん)、鉄刀木(たがやさん)など、強度と耐久性に優れたものを使用し、わび・さびの文化を表現しているとされます。以前は光沢のあるのが主流でしたが、現在では木の質感を生かしたタイプが主流になっています。
該当宗派は以下の通りです。
(宗派)
 曹洞宗、臨済宗、天台宗、真言宗、浄土宗など

・家具調仏壇
マンションなどのようにフローリングの洋間やリビングなど、仏壇を置くスペースが限られている家に合う現代的なデザインの仏壇です。インテリアやフローリングなどに合わせやすいデザイン・色味で、従来の仏壇よりも細めのものや、狭いスペースにも置けるミニ仏壇、ガラスを使用した仏壇や真っ白な仏壇などもあります。
(宗派)
 各宗派でお使いいただけます。

また、仏壇を置く場所によっても大きさが2種類あります。床に置く『台付型』は床に座って礼拝しやすい高さとなっており、タンスなど家具の上に置く『上置型』はスペースの限られた家に適しています。

仏壇の良さは、家にいながらご本尊を拝める、お墓参りがなかなかできなくてもご先祖様や亡くなった大切な家族に想いを馳せることができることなどにあります。仏壇を置く部屋の雰囲気やスペースを考慮しつつ、毎日手を合わせて心を込めたお参りができるようなものを選ぶといいでしょう。


こちらもどうぞ『現代仏壇・仏具』 >>

仏壇購入前に、安置場所と宗派による種類を確認しておきましょう。

株式会社タイヨウでは、「家族葬のアムール無料会員」へご入会していただきますと、仏壇・仏具を会員価格でご購入できる特典をご用意しております。

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2021年4月21日

【「友引に"お葬式"はNG?」ホントの理由③】

blog_170417.jpgお葬式を行う際、先ず決めなくてはならないのが日程です。近いご親族様、寺社様等のご都合や火葬場の空き状況などにもよりますが、暦の六曜を気にかける方もいらっしゃいます。ここでは六曜の本来の意味やお葬式の日程を決める時に、避ける日があるかどうかなど、知っておきたい六曜についてご紹介します。

『その昔、1月1日は先勝、4月1日は仏滅と決まっていた!?』

六曜は基本的に、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順番で繰り返され、法則性があります。現在の「新暦」に対して「旧暦」では六曜の配置が若干異なります。
例えば旧暦の1月1日は、必ず「先勝」から始まります。そして1月の末日がどの曜日で終わろうと、旧暦2月1日は「友引」から開始されるのです。
"旧暦の毎月1日の六曜"は以下のように固定されています。

・1月1日、7月1日:先勝
・2月1日、8月1日:友引
・3月1日、9月1日:先負
・4月1日、10月1日:仏滅
・5月1日、11月1日:大安
・6月1日、12月1日:赤口

旧暦の六曜、 1ヵ月は30日でしたので、現在の新暦(太陽暦)ではこのルールは当てはまらず、六曜が不規則に並んでいるように見えることから、運勢を司る占いのように神秘性を与え、冠婚葬祭で六曜を気にかける一つの要因になっているといわれています。しかし、六曜はいわゆる曜日の様なもので、仏教など宗教とは関連性がないのです。「結婚式は大安が良い」「友引にお葬式を行ってはいけない」というのも、迷信や縁起担ぎなのでしょう。
実際、友引の日は火葬場の休業が多い事もあり、「友引=お葬式を避ける日」という風潮が浸透しているようです。

余談ですが、六曜の順番を覚える『語呂合わせ』をご紹介します。

"大きな赤ちゃん勝てば友達、負ければ仏"

・大きな  → 大安
・赤ちゃん → 赤口
・勝てば  → 先勝
・友達   → 友引
・負ければ → 先負
・仏    → 仏滅

《参考》旧暦と新暦
現在、使われている暦は古代エジプトが起源の太陽の動きを基本にしている「太陽暦」で、地球が太陽を1周する周期を1年とするもので、明治6年(1873年)の改暦から使っています。それ以前は、古代中国を起源とする太陽と月の動きを取り入れた「太陰太陽暦」を長い間使っていました。
改暦時に新しく採用された太陽暦を「新暦」、それ以前に使っていた太陰太陽暦を「旧暦」と呼ぶようになりました。


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