【「友引に"お葬式"はNG?」ホントの理由②】

blog_170410.jpgお葬式を行う際、先ず決めなくてはならないのが日程です。近いご親族様、寺社様等のご都合や火葬場の空き状況などにもよりますが、暦の六曜を気にかける方もいらっしゃいます。ここでは六曜の本来の意味やお葬式の日程を決める時に、避ける日があるかどうかなど、知っておきたい六曜についてご紹介します。

お葬式に向き不向きな六曜ってある?

お葬式の日程を決める時に、「友引」を避ける風潮があるのをご存じでしょうか?この日にお葬式を行うと、その文字列から"友を引く(友も道連れにしてしまう) "という考え方があります。逆に結婚式を友引に行うのは、友に幸せのお裾分けするようで縁起が良いですが、お葬式の場合の友引は敬遠されるようです。

では、お通夜式ではどうでしょうか?

通常、お通夜式は人が亡くなってから翌日以降の夜に行いますが、亡くなった翌日が友引にあたる場合もあるものです。ただ、お通夜式はお葬式より神経質になることはなく、お葬式の日程が友引にあたらないように日取りを考え、お通夜式を友引に行うケースも多いのです。友引に通夜を執り行うことは、昔からの風習をみても何も問題はありません。

六曜は中国発祥の文化が、「縁起を担ぐ日本の文化」に変化し、慶弔時に使われるようになったとされます。「友引にお葬式は縁起が悪い」と信じている人にはイメージが良くないは確かなことで、喪主や家族だけでお葬式の日取りを決めずに、親戚や故人様と縁のあった人たちへの配慮も必要となります。

また、一般的に不吉とされる仏滅に関しては、ひと昔前までは「物滅」と書かれ、「今までの物事が滅んで新しく始まる日」という意味合いもあることから、良い日とされお葬式には問題ないという考え方もありましたが、現在では何をするにもあまり好ましくない日と言われており、おめでたい行事は避けているようです。


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